CAST

オマール・シー(サンバ)

1978年、フランス、イヴリーヌ生まれ。コメディアンとして活躍する一方、『アドベンチャー・レース』(02)、『ル・ブレ』(02)、ジャン=ピエール・ジュネ監督の『ミックマック』(09)などに出演する。
エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督作品では、短編『Ces jours heureux』(02)、『Nos jours heureux』(06)、『Tellement proches』(09)に続く出演となった『最強のふたり』(11)の大ヒットで一躍世界中にその名を知られ、セザール賞主演男優賞、東京国際映画祭最優秀男優賞に輝き、ヨーロッパ映画賞にノミネートされる。『アンタッチャブルズ』(12)、ミシェル・ゴンドリー監督の『ムード・インディゴ うたかたの日々』(13)への出演を経て、2014年にブライアン・シンガー監督の『X-MEN:フューチャー&パスト』のビショップ役でハリウッドデビューを果たす。続いて、ジェームズ・フランコ、ケイト・ハドソン共演の『Good Peaople』(14)に出演する。次回作は、大ヒットシリーズ『ジュラシック・パーク』の最新作『Jurassic World』(15)。

シャルロット・ゲンズブール (アリス)

1971年、イギリス、ロンドン生まれ。父はカリスマ的ミュージシャンで監督の故セルジュ・ゲンズブール、母は女優のジェーン・バーキン。1984年、『残火』で映画デビュー。初主演作『なまいきシャルロット』(85)でセザール賞有望若手女優賞を獲得し、以降現在に至るまでフランスのトップ女優として高く評価され、国際的にも活躍している。セザール賞は『ブッシュ・ド・ノエル』(99)でも助演女優賞を受賞。近年はラース・フォン・トリアー監督作品で知られ、カンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いた『アンチクライスト』(09)、『メランコリア』(11)、『ニンフォマニアック Vol.1/Vol.2』(13)に出演している。
個性的な監督に愛され、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『21グラム』(03)、ミシェル・ゴンドリー監督の『恋愛睡眠のすすめ』(05)、トッド・ヘインズ監督の『アイム・ノット・ゼア』(07)などに出演。最新作は、ヴィム・ヴェンダース監督、ジェームズ・フランコ共演の『Every Thing Will Be Fine』(14)。

タハール・ラヒム(ウィルソン)

1981年、フランス、ベルフォール生まれ。2009年、ジャック・オディアール監督の『預言者』(09)の主演に抜擢される。この作品は、カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを始め数々の賞を受賞し、ラヒムもセザール賞主演男優賞と有望若手男優賞のダブル受賞を果たし、さらにヨーロッパ映画賞にも輝き、優れた演技派俳優としての地位を獲得する。その後、チャニング・テイタム共演の『第九軍団のワシ』(10)、『パリ、ただよう花』(11)、アスガー・ファルハディ監督、ベレニス・ベジョ共演の『ある過去の行方』(13)などに出演する。

イジア・イジュラン(マニュ)

父はフランスの国民的歌手ジャック・イジュラン、兄は日本でも人気のあるアーティスト、アルチュールアッシュという音楽一家に育つ。16歳でイギー・ポップの前座を務め、1枚目のライブ・アルバム「IZIA」が、2010年のフランス音楽大賞で、ロック・アルバム賞と新人ステージ賞を受賞し、パワフルな声で激しく歌うその姿から“ジャニス・ジョプリンの再来”と騒がれる。2枚目のアルバム「So Much Trouble」も、再び同賞のロック・アルバム賞を獲得する。女優としても、デビュー作『Mauvaise fille』(12)でセザール賞有望若手女優賞を受賞、今最も期待される若手俳優の一人となる。